HSPの役割
更新日:2020年10月19日
HSP(ヒートショックプロテイン、熱ショックタンパク質)は、全身の細胞を元気にして、老化やさまざまな病気の予防に役立つとして注目されています。
HSPの作用で特に重要なのが、「働けなくなったタンパク質を修復して、職場復帰させること」。これは、ものすごく重要な働きです!
でも、タンパク質がどれだけ重要かが分からなければ、HSPのすごさも分からないでしょう。そこでまず、「タンパク質ってとっても重要なんです!」からご説明させて下さい。
「人は食べたものから作られている」と言われます。毎日の食事から摂った栄養素によって、人のからだは作られ、動かされているのです。
3大栄養素を見てみると、糖質と脂質の人体での役割は主としてエネルギー源となることです。プラスして、それ以外にもいくつかの働きがあります(糖質ならヒアルロン酸などの潤い成分を作るとか)。
一方、タンパク質はエネルギー源にもなりますし、体内の働きのほとんどすべてを担っているといえるくらい、広範囲で活躍しています。
すべてのタンパク質には、決まった立体構造があります。自分の完成形を持っているのです。ほんの少しゆがんだだけで、まったくお仕事ができなくなることが普通にあります。
それだけ、タンパク質にとって「かたち」は大切なのです。
働き続けるうちに、タンパク質はすり切れるようにかたちが崩れていきます。
その劣化ペースは、老化、ストレス、不健康な生活によって、加速されます。
変形してリタイアしたタンパク質が増えていくにつれて、細胞の働きは悪くなり、力強さを失ってしまうのです。
困ったことに、タンパク質は、一度かたちが変わってしまうと元に戻すことができません...HSPがいなければ。
そう!HSPは、ゆがんだタンパク質を元通りに修復することができるのです!
HSPが十分にいればタンパク質を細やかにメンテナンスできます。
HSPがいなければ、メンテできません。
HSPによって、細胞内の環境は劇的に変わるのです。
修復できない段階まで崩れてしまったタンパク質は、HSPが分解を促します。こちらもとても大切な働きです。
仕事をしないタンパク質は、細胞にとっては粗大ごみです。でも、それを分解すれば、新品のタンパク質を作る材料に利用できます。
HSPは、細胞内のゴミ掃除とリサイクルの担当でもあるのです。
タンパク質は細胞内の主役のような存在ですが、彼らがそれぞれの持ち場で最高のパフォーマンスを発揮できるのも、HSPという裏方さんがいればこそ。
HSPはもともと全身の細胞に含まれているはずなのですが、現代人には不足させている人が多いことが問題視されてます。
特にHSP不足につながりやすいのは、「冷え」です。
なぜなら、HSPを増やすために一番大切なのは、「からだを温めること」だからです(そのため、名前が「熱ショック」)。
HSPの合成を促すのに、特別高い温度は必要ありません。
41℃くらいで、十分です。
当サロンの岩盤ベッドと遠赤外線ドームは、HSPを最も効率よく増やす温度と時間で全身を温めることができます。
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